ファブラボ栗山を知ろう

なにをやっているのか

なにをやっているのか

栗山町では2022年10月に、世界の約100カ国・1000カ所以上で運営されている、地域に根付いた実験的な市民工房である「ファブラボ(FabLab)」を正式に開設し、「まちの未来を開拓する担い手づくり」をコンセプトにした人材育成を行い、成長した担い手がさまざまな地域課題に対して解決するための活動拠点として運営しています。

なにをやっているのか

ファブラボ栗山では、地域に暮らす方たちがそれぞれの課題解決の手段として、多彩なものづくりに取り組めるようサービス環境を整備しています。「見学会」では、ファブラボ栗山に興味を持った方がどんな機材があってどんなものがつくれるのかを知るきっかけになります。

なにをやっているのか

その後、「はじめてラボ」に参加していただくことで、スタッフとの製作相談を経て、実際にデータ作成から機材を動かす様子をご紹介します。

なにをやっているのか

ファブラボ栗山の利用イメージが出来た方は、データ作成の方法から機材操作までを一通り習得できる「安全操作講習」を受講することで、工作設備を自分の好きな時間に来て使用することができるようになります。

なにをやっているのか

しかし、パソコンを使ったデータ作成や機材の操作方法を1日ですぐにできるようになるわけではありません。そこで、「オープンラボ」というコミュニティイベントを開催しています。参加者にはラボのお掃除をしていただき、そのお礼として、苦手なデータ作成や機材の操作方法などのスタッフサポートを受けることができ、自分のやりたいことをカタチにするためのスキルを得ることができます。

なにをやっているのか

一方で、ものづくり未経験者や初心者の興味関心を高める取り組みとして、お子様から大人まで幅広い方たちが気軽に参加・体験できる「ものづくり体験ワークショップ」を開催し、ファブラボの面白さを感じていただけるよう努めています。

なにをやっているのか

ファブラボ栗山公式ウェブサイト

https://fablabkuriyama.jp/


ファブラボ栗山公式SNSアカウント

Facebook, Instagram  

なぜやっているのか

「まちの未来を開拓する担い手づくり」を役割とし、様々な課題に自発的に取り組んでいける人材の育成を行うことがファブラボ栗山のミッションです。ファブラボ栗山に集う人々が協力して“知”を積み重ねていくような場所を目指し、場所を問わず様々なサービス展開を進めていきます。

なぜやっているのか

その結果として、育った人材が地域のコミュニティをつくり、まちの活性化を起こし、そこから町内に雇用や産業を生み出したり、様々な課題解決が行われていく過程でまちの魅力が磨き上げられ、新たな関係人口を呼び込む展開につなげていきます。

なぜやっているのか

さらには、ファブラボ栗山の取り組みがローカルエリアにおけるファブ施設のロールモデルとなり、他地域からも必要とされる存在となったり、育った人材とともに他地域の課題に応じたファブ施設が横展開していくようなことも視野に入れています。

なぜやっているのか
なぜやっているのか  

どうやっているのか

どうやっているのか

栗山町のファブ施設の開設・運営にあたっては、2016年からの各種調査や検討を経て、国内にも様々に存在していたファブ施設の中から栗山町の地域性や課題に類似する事例を模索し、特に先駆的な取り組みを行っていた「ファブラボ鎌倉」の協力を得て進めてきました。

どうやっているのか

2019年10月には地域おこし協力隊2名(ファブラボ栗山運営支援員第1期生)を採用してファブラボ鎌倉へ長期派遣し、ファブアカデミーの受講をはじめ、工作機やソフトウェアの操作訓練、関東県内のファブ施設を巡るフィールドワーク、各種プログラムやプロジェクトの実践など、国内初となるファブ施設運営を目指した人材研修プログラムを1年間にわたり実施しました。

参考:鎌倉研修日記(ファブラボ鎌倉)

どうやっているのか

研修を終えた第1期生は栗山町へ戻り、栗山町担当職員と共に既存の工房施設の未使用部分を利用してファブ施設の試行運営を開始、様々な検証と協議を重ねた結果、地域の課題解決と人材育成を目的とした「ファブラボ栗山」として運営することを決定しました。

どうやっているのか

2021年10月には第2期生を採用し「まちの未来を開拓する担い手」として、地域課題に主体的に取り組む人材育成を進めています。現在、第2期生が取り組んでいるのが「栗山町の農業をIoT化するプロジェクト」で、生産効率化のみならず農作業全体の効率化を図ることで、農業従事者の私生活の充実や、新規就農者の離農率を減少を目指しています。また、農業従事者自らがIoTスキルをゼロから習得できる支援プログラムの開発も進めています。

どうやっているのか

2023年1月、新たに開設された交流拠点施設「栗山煉瓦創庫くりふと」へ移転したことに伴い、ファブラボ栗山として本格運営に移行。各種サービスの提供を行いながら、町民と共同で施設内の家具什器を製作するワークショップを企画・運営したり、町内で開催されたWBC(ワールドベースボールクラシック)2023日本代表監督の栗山英樹氏の優勝パレードの関連事業に協力するなど、地域との結びつきも強化しながら活動しています。

どうやっているのか

今後は、特に子供や学生など若者を対象とした教育分野への取り組みを強化し、ラボを通じて地域の若者が技術やイノベーションに触れ、将来地域の発展に貢献できる人材へと成長する機会を提供したいと考えています。